ベイタウン旅行倶楽部
阿佐ヶ谷の七夕まつり
中央線の阿佐ヶ谷駅の南口から青梅街道にかけての阿佐ヶ谷パールセンター。同商店街で毎年8月の上旬にたなばた祭りが開催されている。お隣の高円寺の阿波踊りの動的なお祭りとは対照的に静的ともいえる。私が阿佐ヶ谷で生活していた二十代の頃に比べると多少賑やかにはなっているものの、しかし、シンプルでアナログ的な感じが好きだ。

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本物じゃなくても長い間続けてゆくうちに本物になってしまうケースがある。高円寺の阿波踊り、阿佐ヶ谷のたなばたまつりがその典型だ。

阿佐ヶ谷のたなばたまつりは、どれくらい続いているのだろうか。少なくとも私が阿佐ヶ谷に住んでいた20年以上前にはポピュラーなおまつりだったから、そのだいぶ前にスタートしたのではないか。この文章を書く前に阿佐ヶ谷で生まれ育ち、そして現在も阿佐ヶ谷に住む知人に尋ねたら、「覚えていない。」という返事だった。

たなばたのお祭は全国色々あるけれど、本家は仙台。あの華やかさは、圧倒的なレベルだ。関東では平塚も有名。また、千葉県では茂原も凄い。


左: ここが会場となるパールセンターの入り口。この季節になるとそわそわする人間を知っている。
右上: 昼間もいいけれど、だんだん暗くなってからが雰囲気がいい。
露店でビールを飲みながら、ゆっくり見物する。
だが、凄い人出なので、平行する中杉通りを青梅街道方向に歩き、早めに駅から遠く離れたほうが空いている。
右下: 主役は「とっとこハム太郎」。
息子は「仮面ライダーアギト」を探していたが、見当たらなかった。





暮れなずむ中杉通り。
けやき並木は原宿みたいだけど、こっちのほうが落ち着いていて好き。

写真 : 2000年8月8日


とにかく物凄い人出なので、ピークの時間帯である午後7時頃はJR阿佐ヶ谷駅から降りるのも大変。地下鉄丸ノ内線を利用して青梅街道のほうからアプローチしたほうが幾分救われる。あるいは、はなっから主会場を諦めて、北口方面のささやかな飾り付けで満足する手もある。

まあしかし、アーケードの中を無理して歩いているくらいなら、お隣の中杉通りを歩いて、早く駅から離れ、どっかで一杯引っ掛けるほうが賢明。人ごみが一段落したあたりで、アーケードに復帰する。阿佐ヶ谷在住の人間は、人通りも少ない深夜に行くらしい。もちろん、その頃は露店もやっていない。だが、半分以上落ちた照明がかえって風情を感じさせてくれる。

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「おまけ画像」


1982年3月13日(土)の阿佐ヶ谷。河北病院(阿佐ヶ谷北1丁目)からの眺め。
友人が河北病院でバイトしていたので、当時住んでいた下北沢から遊びに行った際に撮影したもの。その以前には、私が河北病院の近所に住んでいた。
向こうに見える白い三角の建物はご存知中野サンプラザ。そのお隣の黒いビルは中野区役所。その頃の高層ビルなんて、新宿くらいで、高い建物がほとんど無いことをこの写真が物語っている。

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追加記事:「阿佐ヶ谷ジャズストリート」



2004年10月29日、遠藤鋼児という画家から誘われて、阿佐ヶ谷にまたやってきた。期間中、阿佐ヶ谷の街がジャズであふれるという実に、素晴らしいイベント。千葉にもベイサイドJAZZをいうイベントもあるけど、盛り上がり方はまるっきり違う。千葉のそれはまったく盛り上がってない。まったく知らないという人もいる。人口のせいだろうか。いや、私はそうではないと思っている。もっとちゃんと考えなきゃね。

>>> 「阿佐ヶ谷ジャズストリート」 別途リポートページ

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