ベイタウン旅行倶楽部



2004年の正月はぽっかぽかで、正月らしからぬ陽気。
妻の実家があるので、毎年正月ってえと洗足池に行く。(池へ行くわけではない)
だから、私にとっては珍しくもなんともないのだが、敢えて、旅情を掻き立てて散歩してみた。
すると、今までどうでもよかった景色が、それっぽくなるから不思議。
日常の視点をちょっと変えてみるだけで、そこそこ「旅」は楽しめるのだ。
2004/1/2 Zaki


まずは、神社にお参り。
洗足池の周辺には小さな神社やお寺がいくつかある。
普段はひっそりしてるのに、たくさんの初詣客が並んでいて盛況。まさか、こんな小さな神社に順番でお参りするとは思ってもみなかった。約20分くらい並んだ。

日蓮さんにユカリのあるお寺。
なんていう寺だったっけなあ。
(後で調べたら妙福寺だということがわかった。)
中原街道に近いところにある。付近には図書館もある。
手前に立つ人物は愚妻である。
上の写真を反対側から見たところ。
竹垣がかっこいい。
御袈裟懸松(けさがけのまつ)
なんでも日蓮さんが袈裟を懸けて一服した(のかどうか知らないが)ところだというが、それにしちゃ若い松だなあ。
むむ。
こちらも袈裟懸けの松、ときたもんだ。
でも、こっちのほうが古いから、本物っぽい。祠もあるし。

それにしてもこちらの松もひょろひょろしていて頼りない感じ。
境内の裏手には、洗足池を見渡せる場所がある。
ひょっとして、ここで日蓮さんは足を洗ったのかしらん。
勝海舟と奥さんの墓。
晩年、勝海舟は、洗足池の別荘で過ごした。
西郷隆盛もこの地を訪れている。

洗足池は、今でこそ周囲にぎっしりと住宅は建ってるし、中原街道は交通量が多いので、池の周囲を歩いていても、寂しいという感じじゃないのだけど、勝海舟が住んでいたときって、物凄い田舎だったはず。この物凄い田舎で、かつ鬱蒼とした森の中で、西郷隆盛と日本の夜明けについて語り合っていたわけだ。今の軽井沢辺りの距離感かなあ。

洗足池へは、五反田から池上線に乗り、5つ目くらいだったかな?各駅間が短いので、あっと言う間に到着。ベイタウンからは、新木場から”りんかい線”を使って大崎まで行ったほうが近い。(但し、運賃は高くなる。)

一番奥まったところから中原街道の方向を見る。
なかなか風情があってよろしい。
70センチはあろうかというビッグな鯉が悠然と泳いでいる。
一番最初に掲載した神社の正面にある太鼓橋。向こう方面が中原街道である。
結構新しいので最近改築したようである。
少なくとも10年前はこんなに奇麗じゃなかったと思ったが。
この季節は水鳥がたくさん飛来して、池の上をすいすい気持ち良さそうに泳いでいる。(でも、鳥って寒くないのかなあ。)
ここが都内???と、首をひねってしまいそうな渓流もある。かつては、湧き水だったというが、今でもそうなのか、それとも水道??
洗足池から流れ出た水は、住宅街のこの水路を経て、第2京浜の方向へ流れてゆく。いったいどこへ?
洗足池周辺の住宅街。
この辺りは坂が多い。ちょうどこの坂の一番下のあたりに先ほど(上の写真)の水路がある。
おっと、ここはプライベートな場所なので、秘密。
戸建ての住宅街だが、それほど大規模ではないマンションも多い。
洗足池の駅前商店街。正月なので、ぽわ〜んとして、人もあまり歩いていない。ま、普段からそう人ごみができるような商店街ではないが。
東急・洗足池駅。
中原街道沿いの小さな駅。当然、駅前ロータリーなんてない。
名曲「池上線」が懐かしい。(この駅の雰囲気じゃないけどね。)
ほんとかよ!と、叫んでしまいたくなるほど中原街道は空いていた。たぶん午前11時くらいだったかな。
ブルースの女王と言われ、昭和歌謡の重鎮だった故人の家。
洗足池あたりには、かつての芸能人の家や著名人の家が多い。
せっかくだから表札を近くで撮影させてもらう。
きっと今でもファンの方々がこうしてこの家の前まで来てはため息をついているのだろうな。

洗足池は、春の桜、秋の紅葉の時期もいいですよ。
機会があったら是非お出かけください。(Zaki)

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