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ベイタウン旅行倶楽部

東池袋〜雑司が谷〜鬼子母神、
そしてサンシャイン60

2004年2月




池袋東口・駅ビル(西武デパート)


2004年2月上旬の夕刻、
私は池袋駅の東口にいた。
用件をとっとと済ませて、少し時間があったので、急遽、池袋を歩いてみることにした。

さすがに東京を代表するターミナル駅、右から左に、前から後ろへと、どんどん人が流れてゆく。
赤い垂れ幕は、「場外馬券場反対」と書いてある。あれ?池袋って、そういえば、無かったんだ!驚き!

向こうにビックカメラの本店が見える。

どこにカメラを向けても、人、人、人。
田舎モノの私にはホント、目が回りそうだ。
なんせ、勤務先も田舎だからなあ。(苦笑)


東池袋って

サンシャイン通り池袋というと、なにかと新宿、渋谷と比較されることが多い。だが、こう言っては池袋に甚だ失礼だが、殆どに於いて新宿や渋谷に劣っているのは明白である。勝っているものは、大衆性くらいか。
だが、ベイタウン旅行倶楽部は敢えて池袋を応援しようというスタンスである。日本一の繁華街、日本一の高層ビル群の新宿や、日本一トレンディな場所の渋谷界隈と真っ向から太刀打ちするのは無謀であり、町をそういう評価でしか判断しないのを当サイトは好まない。どこか間抜けで、のんびりしいていて、そこそこの危険性(裏返せば魅力的)を孕んでいる池袋の魅力に迫ってみようと思う。

とは言っても、大上段に構えて池袋を語るのではない。軽く、さささーっと語ってみたい。特に今回は池袋の東側にスポットを当てた。もちろん、東武デパートがあり、立教大学があり、メトロポリタンホテルのある西口も味わいがあるのだが、たまたま最近、所用で俺達旅行班写真部が東池袋を訪れているので、まずはこっちから。写真は時間の関係で、ほんの少しだけである。

池袋の東側というと、西武デパートがでんとあり、三越があり、なんと言ってもサンシャイン60がある、といった駅前の賑やかさがあるが、新宿や渋谷と決定的に異なるのは、その賑やかさがほんの一部分であるに過ぎないということだ、あっと言う間に繁華街は終わり、田舎臭い町並みになる。都電の踏切を越えるともう都会だということを忘れてしまう。もちろん、表通りはクルマがビュンビュン走っているが、人通りは少ないし、裏筋に入れば、ゴーストタウンに紛れ込んだような気分になれる。

東池袋をポピュラーにした立役者はサンシャイン60だろう。あれが出来るまで、あの界隈は寂しかった。ほんと、なーんにも無かった。今でもサンシャインに隣接した地域には古ぼけた木造住宅が並んでるけど、かつてはその区域全体がそんな感じだったと筆者は記憶している。それから、雑司ケ谷や鬼子母神界隈は情緒たっぷりだけど、なんとなく郷愁を通り越して寂しささえ感じてしまう。試しにその辺りまで歩いてみてほしい。きっと分かって頂けると思う。

話を冒頭まで戻す。新宿、渋谷と比較されることが多いと切り出したが、それはかなり以前のことだ。山手線を縦半分に割って、その西側の大きなターミナル駅ということで、新宿、渋谷、池袋と類型化し、比較するという機会がかつては多かった。今では新宿、渋谷と来れば、銀座は別格としても、赤坂、六本木である。池袋はとっくの昔に過去の街になってしまった。

だが、メディアに露出する機会の多いのが、つけ麺でお馴染みの大勝軒だ。へたをするとサンシャイン60よりも有名な場所かもしれない。ラーメンブームが予想外に長く、大勝軒の名は全国区レベルだ。それから、今でこそ有楽町の「そごう」の跡にででーんと店を構えたビックカメラ。池袋に本店がある。新宿のヨドバシカメラがかつて新宿西口と歌っていたのと同じ手法で、かなり強烈に「池袋東口」というキーワードをメディアに流していた。アパレル全盛期の80年代にはサンシャインアルパの「ジュワイオクチュール・マキ」が一生懸命池袋を垢抜けた印象にする為、頑張っていた。

それでも池袋は垢抜けない。なぜか。これは俺達流の分析によると、池袋は板橋が隣接している。なにかの雑誌で、「東京23区の人気ランキング」という企画があった。確か、板橋は足立区、北区をワーストを争っていたと記憶している。渋谷が恵比寿、代官山、原宿という人気スポットに隣接しているに比較して、池袋の背景はあまりにも寂しい。(但し、筆者は板橋は嫌いな街ではない。
そして、その延長線上には埼玉がある。南西部の世田谷、目黒といった地域に住んでいる人間にとって、池袋は完全に埼玉だと見ている。(という偏見が飛び交っている。)
おっと、千葉県人が何を言う、と、お怒りになった埼玉県人よ、許したまえ。逆に錦糸町を語る時には、千葉っぽくて嫌だと言う東京人の多いことよ。

池袋本町から大山、そして、中板橋の裏通りこそ、最高のオモシロスポットだと私は思っている。いつか特集やるからよろしくです。

池袋がなんか暗い感じがするもう一つの理由は、霊場が多いことだろう。東口の駅前通りと明治通りの交差点を南東方向に斜めに入ると急に雰囲気が抹香臭くなる。それもそのはずで、3つの寺が密集している。そして、その奥を更に進むとひっそりした雑司ケ谷霊園となる。雑司ケ谷霊園はもうひとつの代表的な霊園である青山墓地に比べると雰囲気は暗い。青山墓地のように周囲にお洒落なレストランがあるわけでも、デートコースでもない。ひっそりとしている。

雑司ケ谷霊園は高速道路を挟んで護国寺墓地と斜めに繋がるようになっていて、更にその向こうには豊島ケ岡御陵、つまり天皇家の墓地がある。当然ながら緑が濃い。もうこの辺りまで来ると、どちらかといえば大塚駅のほうが近いかもしれない。とにかく池袋の東口一帯は東京の一大霊場なのだ。(実際に護国寺の住所は文京区大塚である。ベイタウンから護国寺へ行くのには、京葉線で新木場、有楽町線に乗り換え護国寺駅で降りる。意外に近い。)

ということで、池袋はダサイ(渋いと解釈したい)という印象があるのだが、ベイタウン旅行倶楽部ではこれをポジティブに解釈してゆきたい。はっきり言おう。池袋は素敵な街なのだ。我々はもっと池袋を見直さなくてはならない。薄っぺらなトレンディドラマには無縁の街。そう、そんな街のほうが飽きが来ない。おやじが安心して(ちゃらちゃらした若者が少ないので)飲める街。それが池袋。哀愁の漂う街。それが池袋。ベイタウンからだと、新木場で有楽町に乗り換えれば、一気に行ける街。もっと池袋に行こう。

で、池袋の見どころは、レトロな雰囲気のある界隈のそぞろ歩きだ。天気の良い日には、やはり雑司ケ谷や鬼子母神のある裏通りをのんびり歩くのに限る。和菓子屋さんで豆大福を買い、ベンチに腰掛けて食べる。夕暮れ時には、小さな焼鳥屋さんに寄って、ビールを飲む。下町的な楽しみがある。都電に乗ってみるのもオモシロイ。この周辺の写真が無くて申し訳ない。どこかにストックがあったと思うので、探してみよう。筆者は何度となく東池袋や南池袋の辺りへ出没しては写真を撮っていたので、そのうちアップする予定だ。
夕陽に染まるサンシャイン60
<追加>ずーっと昔のことだったけど、雑司が谷を早朝歩いたことがあったんだけど、まったく都会にいるって気にならなかった。ありゃ、完全に森ですよ。

それから、「なんじゃタウン」。唯一、池袋の中でトレンディなスポットかもしれない。昭和三十年代の街を再現したテーマパークで、今ではこの手の施設は珍しくなくなったが、なんといっても先駆者であることは素晴らしい。相変わらずの人気スポットなので、是非訪れてみよう。意外にこどもにも人気がある。ディズニーランドに行くのもいいけれど、たまには「なんじゃタウン」に行こう!

それにしても、ナムコ(なんじゃタウン)はサンシャインを救った。かつて、日本一ののっぽビルとして、また、日本一高い場所にある水族館、世界の一流品を揃えたワールドインポートマーケットなど話題にこと欠かないサンシャインだったが、新宿の都庁や横浜ランドマークタワーができて、その陰が薄れた。日本一ののっぽビルという称号はサンシャインの最大のウリで、それが無ければ、サンシャインが他のビジネス&商業の複合施設に勝る点は殆ど無い。更に、駅から比較的遠いという点。これも痛い。

ナムコとともにサンシャインへ客を誘導する意味では、トヨタのばかでかいショールーム(アムラックス)も見逃せない。台場のパレットタウンの出来る前は、こっちが大人気だった。オープン当初はなかなか目的のクルマに近寄るのも難しかった。今はどうだろう。あの流線形の独特なビルは高速からも目だつ。サンシャインよりもこちらが好きだという若者も多いはず。場所もサンシャイン通りの中間地点にあり、絶好のポジション。高速道路を挟んで反対側の東急ハンズも一時は救世主になるかと思われたが、今その陰も薄い。

いずれにしろ、堤清二氏がかつてセゾングループの本拠地として社運をかけて築いたサンシャイン60は、今でこそ本堂の機能は薄れてきているが、参道にたくさんの商業施設を引き寄せ、そして、寂しかった池袋の東口の繁華街を一気に拡大した功績がある。今でこそ、何の役にも立っていない元池袋プリンスホテルも、オープン当初は最もトレンディな場所としてちやほやされたものだ。

ところで、話は急展開するが、護国寺について皆さん、どれだけの知識を持っておられるだろう。東京の観光スポットとしては、あんまりポピュラーではないが、護国寺こそ、天皇家のお墓がある重要なお寺(実際には天皇御陵とは別になっているが)なのだ。雰囲気もどっしりした感じがあるので、是非一度は訪れてみたい。筆者は二十代頃から寺社仏閣巡りが大好きで、それは逆に無宗教だから出来ることなのかもしれないが、とにかく護国寺はお気に入りだった。芝の増上寺、品川の泉岳寺、浅草の浅草寺、上野の寛永寺、池上の池上本門寺、西新井の西新井大師などなどと並んで有名な寺なのに、意外に訪れることの機会が少ない、マニアックな寺なのだ。因みに創建は、五代将軍徳川綱吉公が、生母桂昌院の発願により開山した。

で、東池袋のお薦めコース。まず、東口に降り立ち、サンシャイン通りを歩き、サンシャインへ。サンシャインなどどうでもいいと思われる方は、裏手に周り、大勝軒でラーメン(つけそば)を食う。そしてそのまま東に向かうと都電の踏切。すぐ近くに東池袋4丁目の駅。この界隈を写真にとどめておく。そして護国寺へ向かう。地図を見ながらのほうがいい。護国寺に寄ったら、元来た道を引き返し、都電に沿って裏路地に入り、雑司ケ谷や鬼子母神へ向かう。ここが重要。最も渋い場所なので、ぶらぶらと時間をかけて歩く。こんな感じだろうか。たっぷり半日は時間を潰せる。時間がたっぷりある方は、三ノ輪の辺りから都電に乗り、都電の旅と併せて楽しみたい。

昔、昔、筆者がこどもの頃。青江美奈という歌手が「せつないわ〜、せつないわ〜、どうせ気紛れ東京の夜の池袋〜」などと歌っていた。池袋は、東京ばかりか、日本を代表する繁華街だったことは間違いない。あの頃の栄光は戻って来ないかもしれないが、まだまだ池袋には頑張ってもらいたい。どうせなら、渋谷や原宿などのスタイルと正反対に、どんどんおやじ化してもらいたい。これから、日本はどんどん高齢化が進み、いずれ池袋が日本一のおやじの街になるかもしれない。池袋の逆襲が静かに始まるのだ。

(2004/2/16)



残照の西武デパート。
実は、残照が当たっているのは、反対側のビルで、それがまた反射して西武デパートに陽が当たっているように見えるのだ。



写真 左:
以前も気になっていた「人生横丁」。
たいていの人は気にも止めずに、そのまま通り過ぎてしまう。
大人はこういうところで飲まなきゃね。
新宿ゴールデン街を彷彿する雰囲気がたまらない。

写真 右:
露光不足ですが、なんとか横丁ってな名前の裏路地。
これから、お店の明かりが灯るのです。
いいなあ、会社に戻らなきゃ、ちょっと寄ってゆくんだけどなあ。



右側の円筒形の建物がトヨタのアムラックス。
高速の向こうに東急ハンズ。
サンシャインの近くだっていうのに、空き地(駐車場)がやけに目立つ。


サンシャインの目と鼻の先なのに、こんな木造のアパートが。「中西荘」と書かれていた。「○○ハイツ」とか、「メゾン○○」なんかよりも「荘」のほうがかっこいい。

こちらも渋いアパート。
いや、渋過ぎて、怖いくらい。
この手のアパートって、外廊下じゃないのだ。
つまり、共同玄関。

おなじみの大勝軒。
残念ながら、お休みでした。
でも、よかった。
腹へってないのに、営業してたら無理やり食ってしまいそうでした。(苦笑)

大勝軒から少し歩いたところの魚屋さん。
昔はこういう店で魚を買ったのになあ。
(今じゃスーパーだもんね。)

大勝軒のすぐ先からちょうどサンシャイン60がよく見えます。
中央下の緑色のシート、そして、赤地のテントが突き出ているのが大勝軒。

それにしても、この辺りは人通りが少ない。大勝軒が無かったら、誰も通らないのでは?と思ってしまうほどである。


都電・東池袋一丁目駅。
いいなあ、こういう景色って。


夜のサンシャイン通り。
実際には、まだ宵の口。
心なしか、ほとんど人がもくもくと駅へ向かっている。
ちょっと一杯、なんていうことが難しくなってきているのだろうか。


ここから下の写真は、別の日に撮影しました。
本文中にも書いたけど、
かつて雑司が谷や鬼子母神あたりの写真がたくさんある(筈)ので、
また別の機会にご紹介します。

都電・雑司が谷駅
線路がカーブしている、その向こうが前出の東池袋一丁目。

同じく雑司が谷駅隣の踏み切りから見たサンシャイン60。
この辺りの道は、車がすれ違うことも出来ないほど狭い。が、交通量も少ないし、人通りもほとんど無い。
それでも桜の頃は意外と賑わうのだそうだ。(ふーん。)
もちろん、春・秋の彼岸にもね。

撮影:2004年2月23日

雑司が谷駅前。
徒歩数十秒で墓地。
雑司が谷駅は雑司が谷の為の駅である。

こちらはまたまたお隣の鬼子母神駅。
商店街に面しているので、雑司が谷よりは人が多いのだが・・・。

しかし、駅前からいきなり鬼子母神への参道が。
こちらも、普段はひっそりとしている。
左の写真では分かりにくいが、ケヤキ並木は見事な大木である。

↓左の写真の拡大だけども、これでも分からない??




【 追加 】 1982年4月9日の鬼子母神周辺風景(筆者撮影)


鬼子母神駅に隣接した踏切。



鬼子母神の欅並木入口。
その奥が鬼子母神。



千歳橋から池袋方面を眺めた図。
後方にうっすらと見えるビルはサンシャイン60.




以下、再び2004年



これが鬼子母神。
参道入り口から200mくらいか。
ひっそりとしていて、落ち着ける。

鬼子母神は、通称なので、本当は別の名前があるはず。なんだっけ?
知ってる方、教えて!!


こういう景色って、こどもの頃、(私の実家の木更津の)近所にあった。
朱塗りの鳥居は周囲の緑と合うね。
鬼子母神の境内の武芳稲荷。

再び鬼子母神駅へ戻る。
写真の左手にある道を向こうへ行くと目白通りに出る。
この周辺では唯一クルマがすれ違える道だ。

というわけで、写真が尽きましたので、これにて、おしまい。
皆さんも都電の旅をしてみませんか?

2004/1/16




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