ベイタウン旅行倶楽部

八つ山〜御殿山
御殿山で食事する機会が何度かあったのに、いつも何故か都合が悪くなってしまい、遂にこの歳まで行ったことがない。妻子は妻の両親と一緒によく行く場所のひとつで、土産話し程度にどんなところかは聞いていた。今回、近くまで来たので、行ってみた。期待以上に素晴らしい庭園があり、歩くだけで気分がいい。(2007/10/20 Zaki)

新東京観光

第一京浜から御殿山に通じる御殿山通りの途中の路地。この辺りは山になっている。

品川から八つ山

2007年10月20日。土曜日だというのに都内で仕事。意外に早く終わり、ついでに、NECのバリューコマース主催イベントに寄った。会場は品川駅の東口のとあるビル。まだ時間は早い。それならばと、久々にタウンウォッチングのミニ旅行をしようということになった。相棒は広告代理店勤務のM君。42歳、何故か独身の仕事仲間である。

まずは品川駅前のコインロッカーに荷物を置く。仕事の資料と、イベント会場で貰ったお土産がどっさり入った紙袋で、動き回るには不都合なのである。あ、そのお土産の中に入っていた「こんにゃくカレーうどん」。すごく嬉しい。それと、「まんぷくスープ」というのも。いずれも「アイケイ」という会社の「ローカロ生活」というシリーズの商品。またこの話題はどこかでやりたい。

帰宅後、「まんぷくスープ」を食べた。海草がたっぷり入っていて、ヘルシー。本当にお腹いっぱいになるし、ローカロリーだし、いいかも。「こんにゃくカレーうどん」はまだ食べていない。

品川駅前のホテルでお茶しながら、M君と、「さて、どこに行こうか」と考えた。M君は迷わず、京急の電車の写真を撮りたいということで、八つ山交差点の脇にある京急の踏切に行くことにした。M君はにわか鉄っちゃんである。ここ1年くらいの間に鉄道マニアになり、そろそろ飽きかかっているという。なるほど、そういうわけでまずは踏切に行くことになった。

そういえば、その踏切は何度も通過しているが徒歩で行ったことはない。


まずは京急のガードに沿って第一京浜の歩道を南下する。ガードの下に、いつ出来たのか「ラーメン7人衆」というラーメン店が並んでいるところを通過。横浜のラーメン博物館の流れのラーメン・テーマパークだ。午後2時半頃で、アトレ品川で食事をしたばかりなので、残念ながら食欲は無かった。ただ、ラーメン好きのMは「絶対に次週行く!」と吼えていた。

麺達七人衆
帰宅後、HPを見たら「麺屋 蔵六とくじら軒は、10月21日(日)をもって閉店いたします。」とあった。いや〜、このとき入っていたら。なんて、思ったが、人気が無かったのかしらね。

麺達の続きにどんぶり屋のテーマパークもあり、殺風景だった第一京浜沿いが楽しくなった。ま、滅多に歩かない場所ではある。逆に、クルマでは不便なところだろう。

さて、八つ山の交差点にはすぐに着いてしまった。我々が歩いているときもひっきりなしに電車が通過。目の前の踏切もせわしなく閉じたり開いたりしている。我々はむしろ電車ウォッチだから頻繁に電車が来るほうがいいのだが、遮断されている道路を走るクルマは大変だ。私も何度かこの踏切の通りをクルマで走ったことがある。





八つ山踏切はカーブしているので、電車がスピードダウンする。だから撮影するのには好都合。M君に言わせると京急マニアのメッカだという。京急ばかりではなく、他社の車輌も通るので楽しい。千葉県ではお馴染みの京成電鉄の車輌も通る。

「車輌を見ただけで何系と言えるのがマニア。」とM君は言うが、京急は押えてないのだそうだ。どうもインチキ鉄っちゃんという気がする。ただ、かなり色々な種類の車輌があることが分かった。しかも、赤だけじゃなくて、ブルートレインのような車輌もあることに驚いた。

京急ウェブサイト「車輌図鑑」>>> 京急ウェブサイト 車輌図鑑
↑ここに色々出ていた。ただ、ブルートレインのような青い色の車輌は載っていない。
となると、それは他社の乗り入れなのだろうか。


いつまでも電車に見とれているM君をせかして、次の目的地(未定)に向かうことにした。彼は名残惜しそうに、踏切の警笛音が鳴る度に何度も振り返っていた。インチキ臭くても、一応鉄道マニアの片鱗はあった。
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御殿山

御殿山は、幕末の頃、幕府の品川御殿があったという名前の由来だそうだ。旧東海道の近く。更に海が間近に見え、それはそれは風光明媚な場所だったらしい。

M君と、一旦、旧東海道の北品川辺りを歩き、次の目的地を御殿山に定めた。理由は簡単。旧東海道は何度か歩いたことがあった。M君も同様。御殿山は行ったことが無い。それもM君も同様だった。

京急北品川の駅前の横断歩道橋を渡り、反対側の品川女子高の並びに渡る。そこから一旦北進して、五反田に向かうカーブした道を左折するとすぐに御殿山がある。

右の写真は品川駅の東口方向、八つ山踏切の北北東から眺めた御殿山。シンボルは御殿山・ラフォーレ東京。手前をまたまた京急が通過する。というか、ほぼ5分に1本は走っている。

左: 八つ山踏切から南東方向にある歩道橋から。遮断機が下りてクルマの列が出来ている。向こうに見える超高層ビルは品川プリンスホテル。
右: 歩道橋を渡ると出くわす渋い建物。洋食屋さんかな?

左: 旧東海道。
右: 旧東海道にある観光案内所。

左: 八つ山の踏切のひとつ南側の踏切で。こんな感じで電車がゆっくりとすれ違う。
右: 北品川の駅を、終点の品川駅に向けて出発するところ。

左: 北品川駅。第一京浜沿いにある。従って駅前広場はまったくない。
右: 北品川駅前の歩道橋を渡る。歩道橋お上から第一京浜を見る。この左手のほうが御殿山。

左: 今度はJRの軌道を渡り、五反田へ行く道なりに行くと、、、、そこが御殿山。
右: 正面から写真を撮るのを忘れた。反対側(庭園側)から撮ったのがこれ。六本木ヒルズのルーツがここにある。

>>>ホテル・ラフォーレ東京(御殿山ガーデン)のサイト





噂には聞いていたものの、御殿山の庭園がこれほど素晴らしいとは思わなかった。滝も見事。水と緑の織り成す景観は、人工とは思えない深山の趣もある。維持費が大変そうだが。

御殿山はまた江戸時代から桜の名所だという。新緑の頃、紅葉の頃にも来てみたい。

左: 御殿山通り。お屋敷町の雰囲気がある。この桜並木が見事だという。
右: 御殿山ヒルズのお隣の敷地には、御殿山ハウス。やはり高級マンションである。

左: 御殿山通りは、この橋(下はJRの線路)を渡り、坂を降りて第一京浜に出る。
右: JRの線路を挟んだ反対側から見る御殿山。


JR品川駅。御殿山のラフォーレ東京が右のほうに特異なフォルムでそびえている。


この写真のひとつ上の写真とほぼ同じアングルで撮ったものを拡大。今日歩いた行程がほぼ写っている。
京急のガード沿いの第一京浜をこの写真のほぼ右端から、左にずっと歩き、八ツ山鉄橋を通り、八つ山踏切。一旦、旧東海道に入り、それから御殿山。そうだ、この写真を見ていて思い出したが、品川教会についてまったく触れていなかった。品川教会の十字架の塔もかなり目立つ。

再び品川駅に戻ってきた。御殿山から再び北品川の旧東海道に出て、そしてM君とお茶してきた。ほんの2時間ちょっとのプチ旅行だが、かなり面白いルートである。下町の旧東海道から、一気に屋敷町、そして再び下町という行程はバラエティである。M君が、「やっぱ僕は下町のほうが落着くな。」と言った。同感。

2007年10月20日 Zaki
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