新東京観光 / ベイタウン旅行倶楽部

深夜の「ゆで太郎」(新木場店)
24時間働く湾岸地帯




新木場の倉庫や運送会社などが並ぶ一角に24時間の「ゆで太郎」(そば店)があるのをご存知だろうか。R357とりんかい線を挟んだ海側にあって平行する道路沿いだ。新木場駅から500mくらいは離れているので、あまり知られてないかもしれない。場所柄、お客さんの殆どがいわゆるブルーカラーだ。店は都心に点在するどの「ゆで太郎」よりも大きい。大食堂という感じだ。

その「ゆで太郎」は夜になると何度か混雑のピークがある。午後7時頃だったかな、おそらくこれから残業をする人達が食事をしにやってくる。もちろん仕事帰りの人もいるだろう。あるいは、遅番の人が出勤前にということで、その時間帯にはそこそこ混んでいる。

夜10時過ぎになると、トラックの運転手さんや運送会社の作業員と思われる人達がやってくる。集荷が終わり、ホームでの仕分け作業、そして長距離トラックの積み込みが終わってから食事をしに来られているのだろう。長距離トラックの運転手さんは出発前の腹ごしらえに来られるのかもしれない。

夜11時過ぎの深夜帯になると、極端に来客は少ない。この時間帯には派遣社員っぽいカジュアルな服を着た人がぶらりと入ってくる。i-podみたいなイヤホンをしている。彼らはそばをすすっているときも音楽は欠かさない。よれよれの背広を着た、くたくたになった中小企業の幹部社員もこの時刻になるとやってきて、ざるそばを凄い勢いですすって、そして慌てて駅に向かう。

上の写真はとある平日の深夜、腹が減っていたので、この時間帯に食べていいのかという疑問を持ちながらもぶらりと「ゆで太郎」に入り、注文したのがこれ。かけそばとカレーライスのセットなのだ。確かこれで500円。カレーはめちゃくちゃチープな味だけど、そばは思いのほか旨かった。

2010.7.15
ネタ元は、「しばざ記」(No.869)です。


左: 23時過ぎの「ゆで太郎」。客は私と奥に座る男の2人しかいない。BGMが空々しく鳴り響いていた。
右: その日だったか、その数日前だったか、日中の新木場駅ホームから望むスカイツリー。

 
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